好レースはたくさんの宿題とともに

第76回皐月賞は、見た目に好レースであったこともさることながら、次の大一番に向けて各馬の陣営に対しても、予想・観戦する我々に対しても、数多くの思考する要素、たくさんの宿題を与えてくれたという意味でも、最高のレースだった。

はっきり言って、レース後にこんなにもワクワクして、衝動的にあれこれ書きたくなるのは、ここ数年、記憶にない。そして思わず、今これを書いている。

ディーマジェスティ…「その手があったか!」というのが第一印象。横に置かれたままであった無敗馬。史上最高レベルが求められることが想定されたレースで、負けたことがないという経験不足は致命的弱点になりうると考えて2、3着馬はあまり評価していなかったのだが、横に置かれていた分、その弱点は弱点となり得なかった。ただ今度は、唯一、その重荷を背負うことになる。それが、どうか。
どの馬も全力を出し切ったレースの中で、ドンピシャにハマッたにしても、それを完勝したのだから、一番に評価してもいいのではないかとは思うのだけど。

マカヒキ…3強の中では最先着。ただ、テッペンまで届いてもいい展開だったはず。それでも勝ち馬の影も踏めなかったあたり、限界を露呈した感が否めない。後ろから競馬をして、前の馬に同じ脚で上がられてはどうやったって届かない。上位馬の中で一番お釣りもなさそうなのが厳しい。

サトノダイヤモンド…所詮はロイカバードに勝っただけの馬。過剰人気すぎでしょ。経験不足でも例年の無敗馬よりは大崩れしないだろうとは思っていたが、可もなく不可もなく3着、というのは今日のこの馬にあまりにお似合いだった。
とにかく、総合能力の高さがウリの馬。逆に言えば、突き抜けたところがないとも言えるわけで。それをどう突き詰めて来るのか。底は割れた。負ける、という経験もできた。では、どうする?この馬の1ヶ月半が、個人的には一番の楽しみ。

エアスピネル…この馬も総合能力の高さがウリ。それでいて、持っているエンジンでサトノダイヤモンドに負けてしまっている。だから、血統的な側面もあってリオンディーズとのアトサキが言われるが、対リオンディーズ以上に、対サトノの方が分が悪い。それでも今回はサトノが重荷を背負う立場だった分、先着すると考えていたが、ココで負けてしまってはもはや勝ち目はない。センスが良すぎてスタートからスッと行っちゃうのも、逆に極端な競馬をできなくして、自分の首を絞めている感じだね。

リオンディーズ…今日も一番強い競馬はしている。でも、あんなところでマイルなんか使うから、こうなる。兄エピファネイアと同じ道をどんどんと辿り始めた。今日もこういう競馬をしてしまった以上、次に抑えられるとは到底思えず。そして、致命的弱点を押さえ込みながら次のレースで求められるレベルに到達できるとも思えず。他の馬にはない魅力が非常に大きいのだけど、一番能力のある馬、一番強い競馬した馬が必ずしも勝てるわけではないし、少なくとも次は厳しいだろうなぁというのが、今日の印象。

マウントロブソン、ナムラシングン、ロードクエスト、アドマイヤダイオウ…残念ながら力負けだったけども、どの馬も力を出し切り、そしてそれぞれのジョッキーは最高の騎乗をした。それがこの素晴らしいレースをより彩り豊かにしている。


さて、この1ヶ月半で解き明かすことが求められるこの難問の解は?
え?私の答え?鞍上が戸崎じゃないことを条件に、ハートレー(爆)

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