武豊のこと

結局さ、昨近の競馬の停滞感、および若手ジョッキーの伸び悩みって、この人のせいだと思うんですよ。

この25年間、この人を中心に回ってきて、この人が中心に回してきた。オイシイとこ総取り、独り占め。若手騎手が騎乗して好成績を残してきた馬も、一度の敗戦で簡単に乗り替わり。それでいて、この人がミスをした日にゃ、「ユタカでもミスすることはある」「ユタカで勝てなきゃしょうがない」とか言われる。本来、第一人者こそ一番厳しい目を向けられるべきじゃないのかね?逆だろ?って俺は思ってきた。
だから社台のユタカ切りに関しては、ユタカを乗せるからにはすべて勝つことを求めているが故のことで、もちろんすべてを勝つなんてことはありえないけど、それにしても期待に応えられなかったためだと思ってるし、ウオッカの乗り替わりに関しては、結果を出せなければ乗り替わられるという「常識」がようやく彼にも採用されたのだと、俺は大歓迎したもんだ。

とはいえ、この夏の彼の騎乗ぶりを見ていると、やっぱ普通じゃないわ、と思わされる。

特に函館記念はすごかったね。スタートを決め、外からモズが競ってきたらトウケイヘイローの首をほんの少しだけ外に向けてモズを牽制して機先を制して、その瞬間、レースも決めてしまった。レースのポイントを確実かつ簡単に押さえて自分のものにしてしまうこの凄さ、な。

それは横山典弘についても同じことが言える。この夏開催、新潟での騎乗ぶりは、彼一人だけ図抜けてるね。そんな彼も、この春、乗り替わりを強いられた一人。

繰り返しになるけど、やっぱり多くを求められる人ほど、それに応えられなかったときには多くの批判も浴びてしかるべきだと思う。でもこうして逆境に立たされたときに、それを覆してまた輝きを見せることは、以前にスポットライトを浴びていたとき以上に素晴らしいことだと思うんだ。

そんなことを感じながらの2013年の夏競馬です。



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