「負けたことがある」というのがいつか大きな財産になる

by 山王工業高校 堂本五郎監督 (『SLAM DUNK』第31巻より)


パラグアイ戦翌日の「ワールドカップ デイリーハイライト」オープニングで、『SLAM DUNK』から名言を持ち出してきたMC倉敷保雄はやっぱり神だと思うの!!!

半分ネタなのはわかってる。倉敷さんも悪ふざけでやってたし。でも、インスパイアされるには十分過ぎるほどだったぜ。「あの日負けたことが…」って言えるようにしなきゃって改めて本気で思ったもんな。



我ながら、不思議に思うのだけども…。

3戦全敗で大会を去るはずだったチームの奇跡の快進撃はそれだけでも大変な感動もので、でも同時に大きな戸惑いも覚えた。次から次へとやってくる未知との遭遇は、次への期待の裏側で充足感や恐怖心との戦いを伴った。「その先にある未来へ」などと口では言っていても、実際はそんなところだ。だからこそ、正直なところ、決着がついたときに自分が一番最初に抱いた感情は安堵感だった。もう微妙に揺れ動く心の狭間で戦わなくてもいなくていいんだ、と。

それが、どうだろう。今では過去感じたこともないほど、悔しい。本気も本気で、悔しい。「次やったときは絶対に負けねーぞ!」って気持ちが身体の中でうごめいてるもん。試合終了から4日経ってなお、ね。でも、この気持ちを4年間ずっと持ち続けなきゃな、と感じている。

一方で、かつてなく頼もしく感じていることもある。
「『なぜこの奇跡的な快進撃は、急成長は生まれたのか。そしてなぜあの場所で止まることとなったのか』をしっかり分析しなきゃな」
「この熱でJリーグを盛り上げていこう。それが代表の一番の強化になる」
「まずは個々のレベルアップが必要。だからこそ、もっともっとJリーグから世界へ出ていかなければ」
そんな声をものすごく目耳にする。こんなことは4度目で初めてじゃないか?でも、これも4度目の出場にしてやっとW杯で負けることも本気で悔しくなった証拠だよね?選手たちだけじゃなくて、俺たちもまた確かな一歩を踏み出したんだ。

「負けたことがある」というのがいつか大きな財産になる。

この悔しさを4年後、またあの場所に立ち、そして今度は違う結果を出すためのエネルギーにする。できるはずなんだ。だって、今回の奇跡はいっぱい負けて、いっぱい批判もされて、ドン底にまで落ちた後に起こしたんだからね!



それにしても、今シーズンのチャンピオンズリーグ・クォーターファイナル、バルセロナ-アーセナルの実況で、バルセロナの圧力にどうしようもないほどに追い込まれ、パスミスが目立ち始めたアーセナルを称して「漫画『タッチ』に出てくる吉田君」「どこに投げても打たれてしまって、打たれていないところを探して投げたらド真ん中だった、みたいな(笑)」とか言い出したときには、大爆笑しつつも、「倉敷保雄、もはやどうしようもなし(苦笑)」って思ったもんだったけどな。

今回のは、あれに比べりゃはるかによかったよ(笑)

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