日本ダービー(東京優駿)2010

スーパースターが一堂に会したレアル・マドリーがそう表されたように、“銀河系”とも形容できそうなメンバーが揃った今年の日本ダービー。その前フリもまた、豪華にも程がある。

驚愕の日本レコードが計時されたNHKマイルCといい、
ブエナビスタの底力に感服させられたヴィクトリア・マイルといい、
激闘の末、史上初のG1レース1着という結末を見たオークスといい、

前菜にしては間違いなく濃厚すぎるのだけど、それでもメインディッシュが待ち遠しくてしょうない。いや、前菜がこれ以上なく美味しかったからこそ、メインディッシュに向けて楽しみが募るのだろう。

第77回“銀河系”日本ダービーが、いよいよやってくる。


【日本ダービー(G1)】
◎ダノンシャンティ
○ヴィクトワールピサ
▲リルダヴァル

正直なところ、ほとんど迷うことなく、◎を打ちました。

まず大前提として、このところの日本ダービーはスピードに特化したレースになっていて、極端な話、直線526Mを速く走ることを競うレースになっているということがあるのだけど、その中でダノンシャンティという馬はごくごく単純にこの世代で最も脚が速い馬だから、というのがまずある。日本レコードで勝ったNHKマイルCはもちろんのこと、ラスト2ハロンを11.0-10.9という異常なラップで上がった新馬戦から、この世代でトップに立てるだけのスピード能力を見せてきていたわけだからね。

それでいて、自分は皐月賞後は特に「今年のダービーではただ能力が高いだけじゃなくて、厳しい経験を経て、それを乗り越えてきた本物の強さが必要条件となりそう」と言ってきたけど、ダノンシャンティという馬はその条件も満たしていると思う。

個人的には、デビュー2戦目となったラジオNIKKEI杯のレースぶりが忘れられない。

スタートからゴールまでの2000M、ずっと馬とラチの間で競馬をしてきた。元より気性の勝った馬だし、今のレースぶりを見れば、そういったレースが決して向いている馬ではないことは明らかだ。でも、ちゃんと我慢したし、一定以上の結果を出した。出走馬中、最も少ないキャリアであったにもかかわらず、だ。このときの経験が今のダノンシャンティの活躍の大きな礎になっていることは間違いないだろう。

世代屈指のスピード能力、そしてハイレベルなメンバー構成となったレースを勝ち上がるだけの強さと経験。それらを合わせ持っているダノンシャンティは、きっと第77代日本ダービー勝ち馬として相応しいと思う。


ダノンシャンティがこの世代のスピード能力No.1だとすれば、ヴィクトワールピサは総合力No.1と言えるだろう。スピード、スタミナ、底力、レースセンス、経験…etc.どれを見ても欠落している点がない。ここ2戦は一瞬の脚の内を割る競馬を見せているが、外を回しても長くいい脚を使える馬であることは2歳時の競馬を見れば明らか。センスがいいからどんな競馬でもできてしまうだけで、広いコースをのびのびと走らせたならもっと走れそうな感触はある。とはいえ、レースへの適性を考えると、一芸的な卓越したスピード能力を求めたいので、評価はここまで。

何かを起こす可能性を求めるならリルダヴァルか。失った6ヶ月を急いで埋め合わせるかのように、この2ヶ月間は誰よりも濃密な時間を過ごしてきた。皐月賞、NHKマイルCと激戦を2度経験したことでキャリア不足を解消できたなら、今回はグンとパフォーマンスを上げられるかもしれない。間隔の詰まったローテーションについても、故障明けのプロ野球選手やサッカー選手が試合に出続けることで感覚を取り戻していくことを思えば、好意的に捉えたい。


まぁ、予想は予想として出してはみたけど、出しただけだから(爆)。こんなメンバーのレースは見られるだけで幸せだもん。馬券の当たりハズレは二の次、三の次。“銀河系”日本ダービーを心ゆくまで楽しみましょう!

さあ、30日は5時起きで東京競馬場に行かなきゃな(笑)
スポンサーサイト

0 Comments

Post a comment