監督の仕事とは

最新号の「Number」、阿部珠樹さんの連載コラム「REVERSE ANGLE」にいい言葉を見つけたのでご紹介。

試合が始まってしまえば監督のやれることなんて決まってるのよ。仕事はその前。

記事によれば、阪神タイガース前監督・岡田さんが言っていたらしいんだけど。
というか、岡田さんが同じことを言ってるのを以前にも目にしたことがあるけど。

まぁ、ごもっとも、だわね。至極。選手起用がどうとか、ピッチャー交代がどうとか、ちっちゃい、ちっちゃい(笑)

いや、もちろん戦況に応じて選手を配していくのは大切なことだよ。でも、それ以上に重要なのは、1シーズンおよび1試合がどんな状況になっても対応できるベースを用意しておくことじゃん。

一番わかりやすい例が、マンチェスター・ユナイテッドだよね。アレックス・ファーガソンの試合中の選手交代の拙さはもう今に始まったことじゃない。最近のことで言えば、去年のチャンピオンズ・リーグ決勝で苦戦したのもそのせい。それでも、彼が作るチームは紛れもなく世界一だ。そして、シーズンを通してチームが揺らぐことは全くないからスゴい。だからあれだけのモンスターチームを22年間も率い続けている。

そりゃ世の中にはフース・ヒディングみたいな人もいるよ。選手交代で試合の流れをガラッと変えて見せたり、ぶっちぎりの独走でエール・ディビジを制したり。パク・チソンを見出して覚醒させたのも彼だしね。でも、そんなことのできる存在は圧倒的に少数だから。

去年の夏、オレが星野仙一を「ダメ監督」と決して言うことがなかったのは、岡田の言うように、“監督の仕事はその前”と思っているから。そして“その前の仕事”ってやつで、星野仙一ほどできる監督は日本にはいないと思っているから。
渋チンで有名だったフロントの意識改革から、常に優勝争いのできるチームのベース作りまで。これは過去に阪神タイガースの監督に就任したどの人間にもできなかった大きな功績だよ。また、中日ドラゴンズには彼が残したものがまだ息づいているし、読売巨人軍に原辰徳が作り上げたチームも星野の影響を強く受けていることは言うまでもないわけで。
まぁ、そんなだから3チームともなかなか日本シリーズで勝てないんだけど(笑)、でも逆に、だからセントラル・リーグを制することができるとも言える。それだけのベースとなるチーム(戦力)があるんだからね。

さて、1月も下旬に入って、Jリーグもプロ野球もキャンプイン間近。新シーズンを戦い抜くための大切な“その前の仕事”の時間も大詰めです。みなさん、ちゃんと仕事してますか?


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