フロント・監督が選手を傷つけるチーム

落合竜WBCボイコット…候補全5選手「理由なき」辞退(スポーツ報知)
落合監督「これはあくまで選手の意思」(スポーツ報知)
中日オーナー「まともに働ける選手いない」(スポニチ)

なぜこういうことになるのか、意味がわかりません。

結局手術はしなかったものの、その必要がある体調であることは疑いようのない井端と荒木、そしてFA宣言をした川上の辞退は理解できる。また、“アライバ”ほどではないにしても、10年間の金属疲労が歴然としている岩瀬についても、まだギリギリ理解はできよう。だが、なぜ森野までもが出場することができないのか。全くわからない。ましてや、浅尾や聡文はどうして拒否できよう。そんなことができる実績など残していないだろうに。

だが、それ以上に意味がわからないのは、落合の「これはあくまで選手の意思」という発言である。

この不自然な状況を見て、一体誰が「選手の意思」だと思うというのか。それにもかかわらず、これはあくまで「選手の意思」だと言い、オレや球団の主導であることを否定する。それが意味がわからない。

なぜ、選手のせいだと言うのだろう。本来、監督であるならば、全力で選手を庇うべきではないのか。もし仮に、全員が全員、自らの意思で辞退を申し出るという状況になり、何かと裏側を勘ぐられることになったとしたら、「これはオレが決めたことだ」とでもいい、自らを盾にするぐらいが“普通”じゃないのだろうか。

だが彼は、これはあくまで「選手の意思」だと言う。選手の意思であるから、監督やフロントが選手がより大きな舞台で活躍するチャンスを奪ったとは言えない。だが、自分たちを庇ってくれないばかりか、自らを保身するヤツらを見て、選手たちは確実に傷つき、不信感を募らせていく。そして、そんなことばかりしているから、川上もノリも「出て行く」というのだ。

たしかに、落合は口下手な人間である。マスコミとの付き合い方もうまくない。誤解もされやすいし、本当に伝えたいことがうまく伝わらず、伝えられず、何度となく傷ついてきたはずである。そんなことはこっちも理解している。だが、この場合、それは言い訳する理由にも弁解にもにはなりえない。そして、自らが傷ついてきたからこそ、同じ思いを選手たちにさせないために身を盾にするべきではなかったのだろうか。

今私は、こんなにも監督が選手たちを傷つけていることを、そして球団フロントがそんな監督を擁護し続けていることをファンとして許していていいのか、という気がしている。傷ついたり、不信感を抱くのは、選手だけでなくファンとて同じなのだ。


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